エンジニアに転職で年収600万円の「600万円」の根拠は?




わたしは一応IT系エンジニアなので、エンジニアになれば年収600万円!と煽って、情報商材を売ったり、プログラミングスクールのアフィリエイトに誘導することには、思うところがあります。

「エンジニア」になってさえしまえば一生食っていける仕事というわけではないし、毎日残業しても年収300万円の人もゴロゴロいる業界です。
人材不足と言われつつも、確かに人は足りていないけれど、技術がない人は余っています。

そんなこんなで、わたしは技術の世界が好きだけれど、エンジニアになればハッピーだとは思わないし、情弱を騙して小銭を稼ぐことも良しとしていません。
そのへんに関しては、完全にポジショントークなので、そのつもりで読んでください。

そこで、アフィリエイターが言う「エンジニアになれば年収600万円」って何だ??と前々から疑問を持っていました。

フリーランスで月収50万円×12か月=600万円か!!

未経験でエンジニアとして就職した場合、初年度で年収250万円~320万円くらいが一般的なラインかな?と思うんですよね。
ソニーがAI技術者1,000万円とかいうのもあるけど。

40代SEの年収の平均が600万円程だけど、そこから引っ張ってきた数字というのも不自然だし、実際は大企業と中小企業で大きく開きがあって、平均すると600万円になるかもしれないけど、年収600万円稼げている人はあまりいないし、何なのだ、600万円。

やっと謎が解けました。
フリーランスで月収50万円×12か月=600万円」か!!

フリーランスで月収50万円×12か月=600万円は確かに狙えるが・・・

フリーランスエンジニアで月50万円の単価は最低ラインではあるので、確かに間違いではないですね。

IT系は以外とロースキルでもフリーランスになれちゃうぽいけど、フリーランス志望ではない人からすると、年収600万円はそこそこハードルが高いです。
前述のとおり、未経験で就職した場合、初年度で年収250万円~320万円だから、お給料が600万円まで上がるのに、何年かかるかな?

大手に勤めない限り、年収500万円程度で頭打ちではないでしょうか。
それどころか、400万円を超えられない人も多いと思います。
経験を積めば年収が上がるわけではなく、その人の「単価」が給料に反映されるためです。

フリーランスで月収50万円は安いが正社員よりマシ

フリーランスで月収50万円というのは、低い部類に入ります。
技術的にも、最低ラインと思われている、ということになります。

でも正社員で年収250万円よりは手取りは多くなるので、そういう人はフリーランスになっても良いのかな、と思います。

なお、わたしは会社員なので、フリーランスの実態についてはそれほど知らないけれど、フリーランスエンジニアとしてやっていくには何が必要かは、Google先生に聞いてみてから、自分がやっていけるのかどうか判断したほうが良いと思います。

ちなみに、わたしはフリーランスにほとんど会ったことがない

わたしは客先常住でいろいろな客先を経験してきましたが、今までフリーランスエンジニアとご一緒したのは数回だけです。

ノーブランドより、日○とか富士○のほうがお客さんも安心じゃないですか。
フリーランスはモダンな開発をやっているところいるのかなと思うんですけど、そういうところは見合った能力の人しかいないだろうし、どこにいるんでしょうね。

結局、SESみたいにどこかに間を抜く会社を挟んでいるのでしょうか。
だとしたら、中抜されてもっと低くなるということですね。

まとめ

「エンジニアになれば年収600万円!!」の正体は、フリーランスの最低ラインである、月収50万円×12か月=600万円だったぞ、というお話でした。

もし、エンジニアになれば会社員として年収600万円を稼げるんだ、と勘違いされている方がいらっしゃれば、それでもエンジニアを目指すか良く考えたほうが良いと思います。



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